成人式の式典はレンタルの振袖で参加

私が子供のころに、父親がうちでクリーニング屋をやっていましたが、母親はその仕事がきついといつも文句をいっている有様でした。
母親はクリーニング屋の仕事を手伝わないで、うちでゴロゴロしてばかりいました。
夕飯もまともに作ってくれなくて、どこかに遊びにいってしまうことが多くて、父親とケンカが絶えない毎日でした。

子供ながらに、いつになったら静かな家で暮らせるのだろうかと思ってしまっていました。
私は母親がいなくなればいいと思ったことが何度もありました。
でも私が12歳になって、親が離婚することが決まって、母親が実家に戻っていくことになったのでした。父親と兄と3人で、マンションに引っ越しをして静かな生活が戻ってきたのでした。

私は兄と同じ商業高校に入学して、簿記の資格をとって大手の企業に就職しました。
20歳の成人式を迎えるのに、父親に振袖が欲しいといったのですが、経済的に無理だといわれてしまって困ってしまったのでした。
友人とみんなで、振袖を着て成人式の式典に参加しようといっていたからでした。

私は駅の近くの呉服屋でレンタルの振袖があることを知って、それを父にいったところ、
レンタルなら何とか安いのでいいだろうということになったのでした。
私は成人式の前の日に、呉服屋にいってレンタルの振袖を取りに行って、成人式当日は

近所の美容院で着付けをしてもらって、無事に振袖で成人式の式典に参加することができたのでした。